技術士口頭試験|マネジメント・評価の想定問答30問【2026年度】
令和8年度の公式試問事項を踏まえ、マネジメント・評価について自分の言葉で説明する練習問題をまとめました。全問無料で読めます。
最初は質問だけを見て、声に出して答えてください。回答例は一般的な考え方です。実務経験・立場・判断条件は自分の事実に置き換え、暗記ではなく説明の練習に活用してください。実際の出題問題・模範解答ではありません。総合技術監理部門の必須科目は対象外です。
マネジメント・評価|Q001〜Q030
質問を押すと「回答の考え方」と「深掘り質問」を表示します。
Q001業務の目的を確認するとき、何から整理しますか?
考え方:要求される成果と利用目的、品質・工期・費用・安全の制約を分けて整理し、関係者と到達点を確認します。目的と手段を混同しないことが出発点です。
さらに考える:目的の認識が関係者で異なった場合、どう調整しますか?
Q002限られた工期で作業の優先順位をどう決めますか?
考え方:法令・安全上の必須事項を確保し、工程の依存関係と遅延影響を整理します。優先順位の理由と、後回しにする作業のリスクを関係者へ共有します。
さらに考える:予定外の追加要求が生じたら何を見直しますか?
Q003品質と工期が対立した場合の考え方は?
考え方:品質基準や安全性を下げて帳尻を合わせず、手順変更・並行作業・工程調整など代替策を比較します。満たせない条件があれば早期に発注者等へ説明します。
さらに考える:変更後の品質確保はどう確認しますか?
Q004業務開始時に管理すべきリスクをどう洗い出しますか?
考え方:技術、現地条件、関係機関協議、情報不足、工程、第三者影響に分け、発生可能性と影響を整理します。重要リスクには対応者と確認時点を設定します。
さらに考える:予見できなかったリスクにはどう対応しますか?
Q005担当者の能力と作業をどうマッチングしますか?
考え方:経験と難易度を見て役割を分担し、難度の高い判断はレビューや支援体制を設けます。進捗だけでなく理解度と負担も確認します。
さらに考える:若手へ任せる範囲をどこで区切りますか?
Q006複数業務を同時に担当する場合、何を管理しますか?
考え方:期限だけでなく重要判断の時期、協議待ち、手戻り要因を一覧化し、優先順位を定期的に更新します。余裕のない工程は早めに調整します。
さらに考える:突発業務が入ったときの判断基準は?
Q007発注者の要望が技術的に難しい場合どうしますか?
考え方:要望の背景と必須条件を確認したうえで、制約・根拠・代替案を整理します。単なる拒否で終えず、目的を実現する別の方法を提示します。
さらに考える:代替案を受け入れてもらえないときは?
Q008不確実な現地条件を設計へどう反映しますか?
考え方:確認済み事実と仮定を区別し、必要な追加調査や感度確認を提案します。不確実性を成果品に残し、次工程の判断条件を明確にします。
さらに考える:調査追加ができない場合は?
Q009業務の重要な判断を誰が行うべきですか?
考え方:責任分担と意思決定権限を明確にし、専門性と影響の大きさに応じて承認・協議を求めます。自分の権限外の事項を独断で決めません。
さらに考える:権限者の判断が遅れたらどうしますか?
Q010マネジメントがうまくいったか何で判断しますか?
考え方:品質、期限、リスクの顕在化、協議の円滑さ、成果の利用性を事前の目標と比較します。結果だけでなく途中の判断の妥当性も振り返ります。
さらに考える:定量化しにくい成果はどう評価しますか?
Q011複数案を比較するときの基本的な手順は?
考え方:目的と必須条件を定義し、安全性・性能・施工性・維持管理性・費用などの評価軸をそろえます。重み付けの理由を示し、条件変更時の影響も確認します。
さらに考える:評価軸同士が対立した場合は?
Q012初期費用が最も安い案を選ばない理由は何ですか?
考え方:維持管理費、更新費、停止リスク、将来需要などを含め、ライフサイクル全体で比較するためです。初期費用だけで最適案は決まりません。
さらに考える:費用の将来見通しに幅がある場合は?
Q013代替案の評価結果を客観的に説明するには?
考え方:共通の前提条件と評価基準を示し、検討資料や計算結果から結論を追えるようにします。評価に主観が入る部分はその理由と限界を明示します。
さらに考える:評価結果が僅差ならどうしますか?
Q014採用した案の弱点を聞かれたらどう答えますか?
考え方:弱点を隠さず、想定したリスクと補完策、採用条件を説明します。採用案のメリットだけでなく残留リスクを管理していることが重要です。
さらに考える:弱点が後で顕在化したら?
Q015現場から設計変更の提案を受けたらどう判断しますか?
考え方:変更理由と現地事実を確認し、安全・性能・費用・工期・法令への影響を比較します。関係者承認と記録を経て判断し、変更後の照査も実施します。
さらに考える:緊急施工で判断時間がない場合は?
Q016過去の類似事例をどのように活用しますか?
考え方:適用条件が一致する部分と異なる部分を分け、参考にできる知見だけを採用します。類似例をそのままコピーせず、今回の条件で妥当性を確認します。
さらに考える:前例がないケースでは?
Q017設計の照査で特に重視する点は何ですか?
考え方:入力条件、適用基準、計算の整合、図面・数量の一致、施工条件と安全性です。計算自体の正しさに加え、前提条件の誤りを見逃さないようにします。
さらに考える:第三者照査で指摘が出た場合は?
Q018評価指標が複数ある場合の伝え方は?
考え方:目的に直結する指標を先に示し、補助指標は解釈に必要な範囲で説明します。指標の定義と限界を共有し、数字だけで誤解させません。
さらに考える:指標が改善しても現場では悪化した場合は?
Q019環境負荷を評価に組み込むには?
考え方:施工時と供用時の排出・資源利用・周辺環境への影響を、合理的に把握できる範囲で比較します。効果の根拠と算定条件を明示します。
さらに考える:数値化できない環境影響は?
Q020評価結果が当初予測と違ったときは?
考え方:計測・観察結果の信頼性を確認し、前提条件と原因を検証します。必要なら対策・運用条件を見直し、学びを次の業務へ反映します。
さらに考える:そのずれを誰にいつ共有しますか?
Q021成果品の品質を最終的にどう確認しますか?
考え方:目的への適合、基準への整合、図面・数量・報告書の整合性、次工程への伝達性を確認します。チェックリストだけでなく重要判断の根拠を点検します。
さらに考える:検査前に重大な誤りを発見したら?
Q022進捗の遅れが見えたとき最初にすることは?
考え方:遅れの原因とクリティカルな作業を特定し、品質を維持できる代替工程を検討します。影響と対処案を早期に報告し、合意のうえで変更します。
さらに考える:遅れを取り戻せないと判断した場合は?
Q023追加調査の必要性をどう説明しますか?
考え方:何が不明で、判断のどの部分に影響し、調査によってどのリスクが減るかを説明します。必要性だけでなく調査範囲と費用対効果も示します。
さらに考える:予算が認められない場合は?
Q024安全上の懸念と費用縮減要求が衝突したら?
考え方:安全・法令の最低条件を明確にし、その範囲内で代替案を比較します。必要な安全措置を削る選択はせず、妥当な縮減策を提案します。
さらに考える:要求が継続したら誰へ相談しますか?
Q025業務終了後の振り返りをどう行いますか?
考え方:目標と実績、重要な判断、手戻り、改善につながった工夫を整理します。個人への責任追及より再発防止と次の標準化につなげます。
さらに考える:改善策が実行されたかどう確認しますか?
Q026外部委託先の品質をどう管理しますか?
考え方:要求事項・成果の受渡し条件・中間確認の時点を明確にし、重要箇所は根拠資料まで確認します。外注したことで発注側の責任がなくなるわけではありません。
さらに考える:重大な不整合が納品直前に見つかったら?
Q027業務で採用した判断を後から説明できますか?
考え方:判断時点の情報、比較した選択肢、採用理由、協議結果を記録に残します。後知恵で説明を変えず、当時の不確実性も含めて説明します。
さらに考える:当時の記録が不足していた場合は?
Q028計画変更を利用者へどう説明しますか?
考え方:変更の目的・影響・安全上の理由を分かりやすい言葉と図で示し、利用者が困る点への対応を説明します。不確定な情報は確定事項と区別します。
さらに考える:反対意見が強いときは?
Q029自分の判断が誤っていたと気付いたらどうしますか?
考え方:誤りと影響範囲を確認し、隠さず速やかに上司・発注者等へ報告します。是正案を示し、経緯と再発防止策を記録します。
さらに考える:既に供用している場合の初動は?
Q030技術士として今後向上させたいマネジメント能力は?
考え方:自分の経験から不足を感じた力を一つ特定し、学習・実践・効果確認の計画として示します。資格取得だけで終わらず、業務の品質改善に結び付けます。
さらに考える:改善をどの指標で確認しますか?
公式資料:令和8年度技術士第二次試験実施案内/口頭試験FAQ。問数と分類はBon独自の学習整理で、公式配点割合を示すものではありません。