2027年度 技術士第二次試験対策センター

普段使う言葉の「知っているつもり」を、少しずつ埋める技術士試験対策。

Bonも、よく使うキーワードなのに、いざ正確な意味を説明しようとすると曖昧だったことがあります。まずは図と短い説明を流し読みして、意味や似た言葉との違いを確認していきましょう。確認問題や答案づくりは、余裕のある日に進められます。

短い学習コースを見る / 最初のキーワードを読む

このページは、2027年度の技術士第二次試験に向けて、今週やること・重要テーマ・時事・キーワード・過去問・答案対策を一つにまとめる学習ハブです。

※2027年度の正式日程・試験要領は、日本技術士会の公表後に更新します。未公表情報を確定事項として扱いません。

何から始める?まずは一つ、答案になるまで進めよう

「何を、どれくらいやればよいか分からない」という方へ。最初から全分野を暗記せず、一つの公式問題を使って、読む→調べる→骨子を書く→答案にする流れを経験します。以下はBonによる学習案です。学習時間は取り組む枠の目安で、合格に必要な時間や期間を保証するものではありません。

最初の30分|勉強する対象を決める

  1. 10分:日本技術士会の公式案内で、自分の受験部門・科目・出願条件を確認する。出願準備が必要な方は、筆記の学習と別に期限を管理する。
  2. 10分:対象科目の公式過去問題を一つ開き、「何を・いくつ・どの観点で求めているか」に印を付ける。まだ解けなくても構いません。
  3. 10分:分からない言葉を三つまで書き出し、まず一つの意味を確認する。次に開く問題と資料を手元に残す。

今日の一区切り:受ける科目、使う問題、調べる言葉が一つずつ決まれば完了です。資料を集め続ける必要はありません。

手を動かす例|問題文から、最初のメモを作る

最初の読み取りは条件、答える項目と数、調べる言葉の三つをメモする。課題1つ・解決策2つは今回の自作例題の要求であり、実際の設問の要求を優先する。
図を見ながら、下の例題と自分が選んだ問題を読み比べてみましょう。数や項目を固定せず、実際の設問に合わせます。

Bonの自作例題:ある管理組織は、限られた人員・予算で複数の施設を維持しています。点検・診断結果は保存されていますが、必要な補修の担当と時期が決まっていません。この状況を改善するため、課題を一つ挙げ、それに対応する解決策を二つ示してください。

実案件や公式過去問ではありません。今は完成答案を書かず、条件・求められた項目・調べる言葉を抜き出します。

  1. 条件に線:どんな制約があり、どこで仕事が止まっていますか。
  2. 要求に丸:何を、いくつ答えますか。
  3. 用語に印:自分で説明できない言葉はどれですか。
最初のメモの記入例を見る
  • 条件:人員・予算が限られる。点検・診断の記録はある。補修の担当・時期は未定。
  • 答える項目:課題1つ+その課題に対応する解決策2つ。
  • 調べる言葉の例:メンテナンスサイクル。すでに説明できる人は、別の曖昧な言葉や判断の根拠を選ぶ。
  • 次にすること:点検結果を措置へつなぐために、何を整える必要があるかを1行で考える。

読み落としの例:「老朽化について書く問題」とだけ捉えると、記録が既にあることや、担当・時期が未定という条件が抜けます。対策を三つ並べても、要求された課題を示していなければ問いに対応しません。

今日はここまででも完了:自分が選んだ公式問題で、条件と要求をメモできれば次へ進めます。意味が曖昧な言葉を一つ確かめ、その後に課題を1行へ。調べ物が長引けば、骨子を書くのは次回でも構いません。

課題を1行にする練習へ →

この例は設問を読む練習であり、公式の答案形式・採点基準ではありません。実際の設問の要求を優先してください。

最初の7回|一つの問題を学習の軸にする

1回15〜30分を取り組み枠の目安とします。毎日連続で行う必要はなく、難しい回は分けて構いません。

  1. 設問を読む:求められた項目を箇条書きにする。
  2. 言葉を確かめる:重要語を自分の言葉で短く説明する。
  3. 背景を調べる:国の施策資料などから、その問題が重視される理由と出典をメモする。資料全体の要約で終わらせない。
  4. 課題を書く:設問の条件に合わせて「何を改善すべきか」を1行にする。
  5. 対策をつなぐ:その課題の何を、どう改善するかを書く。
  6. 判断を加える:設問に応じて比較理由・相反関係・リスクなど必要な項目を補う。不要な項目を機械的に足さない。
  7. 見直す:設問に戻り、要求の抜けと課題・対策のずれを直す。残った疑問を次回の一つにする。

7回の到達点:完成答案ではなく、「設問の要求に対応した、自分で説明できる骨子が1本ある」状態を目指します。説明できなければ、つまずいた回へ戻ります。

その後は、できることを一段ずつ増やす

  1. 骨子から文章へ:根拠や具体策を加えて一つの答案にする。公式の字数・解答条件を確認する。
  2. 別の問題へ:覚えた型を当てはめるのではなく、設問の要求が変わった点を説明する。
  3. 時間を測る:初めは各作業の所要時間を記録し、段階的に当年度の公式の試験時間・形式に合わせて練習する。
  4. 指摘を反映する:自己点検や第三者の確認で見つかった弱点を一つずつ修正し、同じ問題を説明し直す。

どれくらいやる?:一律に「何百時間」と決めるより、試験日から確保できる学習枠を数え、上の到達点と照らして調整します。例として平日20分×3回+休日60分×1回なら週2時間です。これは予定の組み方の例で、十分な学習量という判定ではありません。

忙しい日の最低ライン:1語の意味を確認する、または昨日の課題を1行で思い出す。余裕のある日は、その続きを骨子・答案へ進めます。一語の流し読みは入口であり、記述練習の代わりにはなりません。

今の状態から選ぶ

今週やること

迷ったら、今週はこの3つだけ進めます。

  1. 重要テーマを1つ選び、背景→課題→施策を3分で説明できるようにする
  2. 関連キーワードを3つ選び、答案での使い方まで整理する
  3. 必須Iまたは選択IIIの骨子を1本だけ作る

最初の重点テーマは、インフラ老朽化・予防保全・建設DX・担い手不足・国土強靱化です。テーマを増やし過ぎず、1週間で1つの論点を『説明できる・書ける』状態まで持っていくことを優先します。

今日の5分|1つ理解し、1つ答える

毎日ここから、理解を答案へ。忙しい日は図と短い説明を読むだけでも構いません。余裕があれば、短い問いに自分の言葉で答えてみましょう。所要時間は目安です。初めての方は第1回、続きの方は前回の次から進めます。

  1. 1分:前回の内容を、資料を見ずに思い出す。
  2. 2分:今日のテーマの記事と図を読む。
  3. 2分:確認の問いに1文で答え、解答の視点を確認する。

はじめの7回|老朽化から答案骨子まで

曜日や開始日に関係なく、1回ずつ進められます。忙しい日は前回の問いを1つ思い出すだけでも構いません。

回読む・図で理解今日の問い
第1回老朽化年数だけで寿命を決められる?
第2回予防保全事後保全との違いを30秒で説明
第3回LCC2案を比較するとき、そろえる3条件は?
第4回メンテナンスサイクル点検後に何をつなぐ?
第5回思い出す復習資料を閉じ、予防保全とLCCの関係を1文で
第6回過去問につなぐ設問の要求を動詞で抜き出す
第7回骨子にする設問が求める項目ごとに各1行

答えてから開く|解答の視点

第1回:老朽化

施設の状態、機能への影響、重要度等を確認する。経過年数だけで一律に寿命と判断しない。

第2回:予防保全

予防保全は状態を把握して適切な段階で措置する。事後保全は不具合の顕在化後に補修・更新する。

第3回:LCC

比較期間、費用の範囲、要求性能をそろえる。架空例の安さを実際の工法の優劣に一般化しない。

第4回:メンテナンスサイクル

診断から必要な措置へつなぎ、内容と結果を記録して次の判断に使う。担当・時期・予算も整理する。

第5回:思い出す復習

適切な時期の措置はLCC縮減につながる可能性があるが、対象・期間・条件をそろえた比較が必要。

第6回:過去問につなぐ

課題を挙げる、解決策を示す等、実際の設問が何を要求しているか確認する。共通テンプレートで設問を上書きしない。

第7回:骨子にする

例:措置の遅れ→優先順位・担当・予算を整理→必要な対応へ接続→診断や劣化予測の不確実性に留意。実際の設問要求に合わせる。

今日の小さな一歩:言葉の意味を1つ確かめたら、今日はそこまででも大丈夫。余裕があれば「分かったこと」を1文残し、翌回は見ずに説明してみましょう。学習記録は手元のノート等で行えます。

このコースはBonの学習提案です。合格や学習効果を保証するものではありません。

2027年度の試験対策

  • 必須科目I:指定された観点・数の課題から最重要課題と解決策をつなぎ、懸念・対策、倫理・持続性等も設問要求に合わせて整理する
  • 選択科目II-1:専門知識を短く正確に説明する
  • 選択科目II-2:業務手順・留意点・関係者調整を実務プロセスとして書く
  • 選択科目III:専門分野の課題→解決策→リスクまで深掘りする
  • 出願・業務経歴票:口頭試験で説明できる内容から逆算する
  • 口頭試験:業務経歴とコンピテンシーを結び付けて準備する

2026年度の公式案内では、4月申込、7月筆記、12月〜翌1月口頭という流れです。2026年10月時点では口頭試験の実施前です。2027年度の正式日程・条件は当年度の案内で確認してください。

最初に押さえる重要テーマ

  • インフラ老朽化
  • 予防保全
  • インフラマネジメント
  • 建設DX
  • i-Construction 2.0
  • 国土強靱化
  • 担い手不足・省人化
  • BIM/CIM・AI活用

過去問から学ぶ

過去問を並べるだけではなく、各問題について『設問要求 → 出題テーマ → 背景政策 → 必須キーワード → 答案骨子』まで整理します。

年度別に解くだけでなく、『インフラ老朽化』『DX』『防災』『担い手不足』のようにテーマ別でも逆引きできる形にし、同じ論点がどのように形を変えて問われてきたかを確認できるようにします。

実務経験を試験対策に整理する

経験論文・業務経歴票・口頭試験に必要な役割、課題、判断、成果の整理方法を扱います。実案件の紹介は行わず、本人・勤務先・案件を特定できる情報を除いた一般的な判断軸で説明します。

RCCM対策

技術士対策と並行して、RCCMの現行制度・経験論文・問題III・CBT対策も整理します。

おすすめの学習ルート

まず全体像をつかむ

年間学習ナビで試験までの見通しを確認し、国交省の予算資料の読み方から学ぶテーマを一つ選びます。

答案の型を作る

必須科目I → 選択科目II-2 → 選択科目IIIの順に、設問要求に合わせた答案構成を確認します。

重要テーマを深掘りする

インフラ老朽化 → 予防保全 → LCC → メンテナンスサイクル、建設DX → i-Construction 2.0 → BIM/CIM → AI活用、国土強靱化 → リダンダンシー → ミッシングリンク → 流域治水、のように関連テーマをまとめて学びます。

過去問で確認する

日本技術士会の公式過去問で、受験する部門・科目の問題を一つ選びます。設問要求を抜き出し、分からない言葉と背景政策を調べ、骨子に戻ります。

口頭試験・出願へつなぐ

受験申込書・業務経歴票の記事で自分の役割と判断を整理し、口頭試験コンピテンシー、技術者倫理、CPDの記事へつなげます。

このページの使い方

何を読むか迷ったら、上の短い学習コースから始めてみてください。気になる言葉を1つ確認するだけでも、答案や口頭説明を見直すきっかけになります。

次に学ぶ

公式資料と確認日

2026年10月20日確認:日本技術士会・令和8年度実施案内。2026年度の日程は参考情報です。今回の調査では2027年度の正式日程は確認できていません。