
Twitterのフォローもぜひお願いします!
キーワードは知ってても、意外に内容がぼんやりしている場合が多いですよね。
技術試験対策では、まずキーワードを知っていることが非常に重要になってきます。
スポンサードサーチ
キーワード「少子高齢化」
出生率の低下によって子供の数が減るとともに、平均寿命の伸びが原因で高齢者の割合が高まること。総人口に占める65歳以上の割合(高齢化率)が7%を超えた社会のことを高齢化社会、14%を超えた社会を高齢社会、21%を超えた場合は超高齢社会と呼びます。
日本は2007年に超高齢社会に突入しました。東南アジアなどの諸外国でも高齢化は進んでいくが、日本の高齢化率は群を抜いて高いです。
05年に先進諸国で最も高い水準となり、17年には27.7%と過去最高を更新。平均寿命は2065年に男性が84.95歳、女性が91.35歳に延びるとみられるなど、今後も高齢化率は高まる見込みです。
国立社会保障・人口問題研究所が17年4月に公表した「日本の将来推計人口」によれば、36年に33%になった後、65年には38%に達すると推計しています。
少子高齢化の進行によって、日本の総人口は2008年をピークに、15~64歳の生産年齢人口も1995年をピークにそれぞれ減少に転じている。総人口は2053年に1億人を下回り、65年には8808万人にまで減少する見込みです。
特に生産年齢人口の落ち込みが大きく、2040年には6000万人を割り込み、65年には4529万人にまで減少するとみられている。15年に比べて31%減の総人口に対し、生産年齢人口は41%減となる見込みです。
都市の規模別にみても、一部の大都市を除いて総人口は年々、減っていく見込みです。
2010年から40年までの30年間で、人口5万人以下の市区町村では約3割、過疎地域の市町村では4割の減少となります。
一方、65歳以上の高齢者は東京都の区部で40年には10年の約1.5倍になるなど、三大都市圏や中核市、特例市など多くの都市で増加していきます。
特に三大都市圏で高齢者の増加が著しく、なかでも75歳以上の高齢者が急増する。厚生労働省によれば、10年から25年までの15年間で増加率は60~100%に達すると推計しています。
1960年代~70年代の初めに卒業して都市部に移動した「団塊の世代」が、2025年にはすべて75歳以上になるうえ、地方の人口減少によって若年人口の流入が減るからだ。高齢者の単身世帯や夫婦のみの世帯も増えていく見込みです。
バリアフリーやユニバーサルデザイン、移動手段の確保や利便性の向上など、高齢者の急増を背景とした社会資本整備がますます欠かせなくなっていくでしょう。
関連キーワード
・都市のスポンジ化
・空き家対策
・地域公共交通活性化再生法
・コンパクト+ネットワーク
・バリアフリー・ユニバーサルデザイン
・建設産業の就業者数
・担い手の確保や育成
・社会資本の老朽化
・生産性革命プロジェクト